MacへのAdobe Creative Cloud導入顛末記
「Photoshop CCとLightroom 5が今だけ、誰でも、ずっと月額1,000円で使える!」Adobe Creative Cloud の写真業界向け特別プランというのが期間限定(12/9までです!)でありました。
デジカメで撮った写真の現像処理したりしますので、この際Lightroomも評判が良さそうなので契約してみましたが、Macにインストーラをダウンロードしてインストールを実行すると途中でエラーが出てしまってそこから進めることができませんでした。
色々ググって調べてみると、どうやらAdobeのソフトは「大文字/小文字を区別するパーティション」には対応していないようで、起動ディスクが「Mac OS拡張(大文字/小文字を区別)」という種類でフォーマットされている場合には対応できないということのようです。
Adobeの公式FAQより
Mac OS X ファイルシステムの確認方法と大文字と小文字を区別するファイルシステムについて
うちのMacは起動ディスクをSSDにしているのですが、ディスクの情報を見てみると「Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)」となっていましたので、これが原因のようでした。
よろしい、ならばフォーマットだ!
ディスクの中身はTime machineでUSBの外付けディスクに保存してあるので、フォーマットしなおしてTime machineから復元してみましょう。
Lionからは復元システムが搭載されていますので、Macを起動しながらCommandキーとRキーを同時に押し続けると、OS Xの復元機能が動き出し、一般的なユーティリティが選べます。そこで起動ディスクを「Mac OS拡張」で消去します。その後Time machineがあるか聞かれるので、「ふふん、あるよー」と言いながら指定してやると、あとは自動で元の環境ができあがります。
完了すると、フォーマット前の状態に戻っています。「よしよし、これでインストールできるだろう」とインストーラを実行すると同じエラーが出ました。
あれっ?と思ってディスクの情報を確認すると、「Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)」になっています!!
なんと! Time machineで復元するとフォーマット種別まで復元されてしまうのです!
仕方ないですね、他の方法にするしかありません。
ということで、ちょっと工程が増えました。
- USB外付けHDDにクローンを作成(復旧システムのディスクユーティリティで「復元」) ← 当然これも大文字/小(ry
- USB外付けHDDで起動
- 内蔵ディスクを「Mac OS拡張」でフォーマット
- 復旧システムで内蔵ディスクにOSを新規インストール
- インストーラの移行ツールにて別のmacとして「クローンの外付けディスク」を選択
これで新規インストールした状態に前の環境が引き継がれます。
でも、完全に戻るわけではなく、一部のアプリで設定が消えているものもありました。
- Thunderbird(Time machineから /Library/Thunderbirdを復旧させる)
- Dropbox(ユーザIDとパスワードを入れなおせば良い)
- iTunes(Time machineから Music/iTunesを復旧させる)
- Paralles(Time machineから /Library/Parallelsを復旧させ、起動してライセンスキーを入力)
こんな感じで、起動ディスクのフォーマットを変更して、前の環境を復元させることができました。
Adobe Creative Cloudのインストーラ実行も成功し、PhotoshopとLightroomが使えるようになりました。
めでたしめでたし、ではまた〜
P.S.
クローンの作成はここが参考になります。
MacOSX起動ディスクの完全バックアップとリストア